»
図無
「図無〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
図無の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家」より 著者:島崎藤村
るところに在った。その家でお種は娘の時代を送った。父の忠寛は体格の大きな、足袋も
図無しを穿いた程の人で、よく肩が凝ると言っては、庭先に牡丹の植えてある書院へ呼ば....
「新生」より 著者:島崎藤村
彼は自分の身体の中に父の手までも見つけた。尤《もっと》も、父は足袋《たび》なぞも
図無《ずな》しを穿《は》いたと言われる方で、彼の幼い記憶に残るのは彼よりもずっと....
「新釈諸国噺」より 著者:太宰治
る後は、当人の心次第、恥を知る者ならば都から去れ。おかみに於いては、とやかくの指
図無し。一同、立て。以上。」 (本朝桜陰比事、巻一の四、太鼓の中は知らぬが因果)....