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図譜
「図譜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
図譜の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
一五九頁。本誌二巻五号、拙文「千疋狼」三〇九頁以下。一八六五年版、ウッドの『動物
図譜』一巻、虎の条。『坐禅三昧法門経』上。『淵鑑類函』四二九。一八九〇年版、キン....
「サフラン」より 著者:森鴎外
子供から半老人になるまでの間に、サフランに対する智識は余り進んではいなかったが、
図譜で生の花の形だけは知っていたので、「おや、サフランだな」と思った。花卉《かき....
「道標」より 著者:宮本百合子
なすのだろう。伸子はそう思った。佐々泰造は陶器に趣味があって、蒐集のなかには名陶
図譜にのっているものもあった。それにしても、一家総出で来るというのは――つや子ま....
「『東洋美術図譜』」より 著者:夏目漱石
あり余る本を四方に積みながら非常に意気地《いくじ》のない心持がした。 『東洋美術
図譜』は余にこういう料簡《りょうけん》の起《おこ》った当時に出版されたものである....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ベルドン、スクレロデルマ等諸属、邦俗チリタケ、ホコリタケなど呼ぶ物に当る(『本草
図譜』三五巻末図見るべし)。第一図に示すはこれらに近縁あるポリサックム属の二種、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
》う符というを出すに、桃の木で作れり、支那に倣《なろ》うたのだろうとある。『本草
図譜』五九に田村氏(元雄か)説とて、日本で桃で戸守り符を作る事なき由を言えるも例....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
速に働いて逃さずこれを殺す。その行動獣類よりも至ってトカゲに類す(ウッドの『博物
図譜』一)。従って音訳に虫の字を副《そ》えて那倶羅虫としたのだ。『善信経』には黒....
「流線間諜」より 著者:海野十三
だろう。その成分というのは……」 「うん。その成分というのは――」 怪しき
図譜 「さあ、早く云わぬか。――そのマッチの成分というのは何だったと云うのだ!」....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
穀六十ポンド、またハンドレッド・ウェートの豆を備えたもあるという(ウッドの『動物
図譜』一)。ピンカートンの『海陸紀行全集』一に収めたマーチンの『蘇格蘭《スコット....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
夜でしょうか、もう過ぎましたろうか、それともその辺は違うかしら。わたしたちの生活
図譜も時様々ところ様々にくりひろげられて、風景の多様さから云ってもなかなか大した....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
が、ヒメササユリと別称しても悪くはない。 岩崎灌園《いわさきかんえん》の『本草
図譜《ほんぞうずふ》』巻之四十八に、ササユリの一名として、サク(豆州三倉島方言)....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
数百品もあるであろう。かつて三好学《みよしまなぶ》博士が大学にいる間に、『花菖蒲
図譜《はなしょうぶずふ》』を著《あらわ》して公《おおやけ》にしたが、まことに篤志....
「カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
あえてこれを疑うものはほとんどなかった。 しかるにその後岩崎灌園がその著『本草
図譜』で右先輩の説をくつがえし、この杜若なる植物はアオノクマタケラン(ショウガ科....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
この夏配達された、さる新聞の家庭用付録に「オカネの値打ち」という記事にあわせて、明治から昭和にいたる五十銭銀貨の実物大の
図譜が載っていた。いまの十円青銅貨を、昭和八年の五十銭銀貨のうえにのせてみると、....