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固有振動
「固有振動〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
固有振動の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蓄音機」より 著者:寺田寅彦
いうような気がするのであった。 鉄針と竹針とによる音色の相違はおそらく針自身の
固有振動にも関係するだろうしまた接触点の弾性にもよるだろうが、これらの点を徹底的....
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
の身体の構造の異同で少しずつちがい、それが結局は各個人の、腰掛けた位置に相当する
固有振動週期を示すものらしいということである。 このおもしろい研究の結果を聞か....
「試験管」より 著者:寺田寅彦
ない。あるいはまたこの方法によって、調和分析などにはかからない潮汐異常や、地方的
固有振動を発見することもできるかもしれない。 またたとえばひと月じゅうの気圧の....
「のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
すか」 「くわしいことは、ちょっといえないが、軍艦でも人間でも、目標物には特殊な
固有振動数というものがあって、これは皆違っている。最初にそれを測っておいて、それ....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
像によって、浅い場所の状態を験べると云う便利があるのだ。或いは分子に振動を与えて
固有振動を起こし、それらのスペクトルを写真にして、それで物質の量や、その成分を見....
「工学博士末広恭二君」より 著者:寺田寅彦
の研究方針についてその助言を求め、また末広式の地震分析器を各所に据え付けて地盤の
固有振動の検出を試みよといったようなことが書いてある。巻末に貼紙として添付された....