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国利民福
「国利民福〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国利民福の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
であってもよく、或は共産主義の宣伝のためでもよく、社会風規の匡正《きょうせい》や
国利民福のためでも好い。ただしかしこれを批判する上からは、そうした個々の解説と立....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
は必要です、だが野淵君のいうような英雄は全然不必要です、いかんとなれば昔の英雄は
国利民福を主とせずして自己の利害のみを主としたからです、豊臣が諸侯を征した。家康....
「「紋章」の「私」」より 著者:豊島与志雄
その題名によっても知られる通り、代々勤王をもって鳴る名門から出て、貧苦のうちにも
国利民福のために、豊富な海産物の利用法として魚醤油の発明に身心をなげうち、学閥の....
「擬体」より 著者:豊島与志雄
の手で行われているのだ。日本にあっても、この貧窮のさなかだから、先ず何を措いても
国利民福のことを考えるべきではないか……。そういうことを青木は饒舌った。 この....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
、相協同一致して、皇室を宗家と仰ぎ奉り、その家長と坐す天皇を元首と奉戴して、終始
国利民福の増進を希望するの外、また他意あることを知らぬのである。あらゆる天神・地....