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「国務大臣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国務大臣の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道楽と職業」より 著者:夏目漱石
わなければならない。税を出して人に月給をやったり、巡査を雇っておいたり、あるいは国務大臣を馬車に乗せてやったりする。もっとも一人じゃアこれだけの事はできませぬ、....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ては国民常識とさえなっているように見受けたこの学説が、その真理であるかないかを、国務大臣の行政判断によって決定して貰うという外見を呈することになって来たからであ....
社会時評」より 著者:戸坂潤
ったに過ぎぬと云われる。 それから大学での講義が講義として好いか悪いかが、一体国務大臣に判定出来るかと質問される。而も、「頭の悪い人には罷めてもらわねばならぬ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
・オーギュストの十字軍に加わった者も一人あった。また他の一人は、アンリ二世の下の国務大臣だった。十七世紀からしだいに一家は衰微してきた。大革命のときに、一家は没....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
方面監察の役目をしていた。彼はマドレーヌのきた当時のことを知らなかったのである。国務大臣で当時のパリーの警視総監をしていたアングレー伯の秘書官シャブーイエ氏の引....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
そして日の光が薄らぎかけていたので、警官は彼の姿を見失ってしまった。そのことは、国務大臣で警視総監のアングレー伯爵へその日の夕方差し出された報告のうちに書いてあ....
話の種」より 著者:寺田寅彦
重要な事は誰も認めているが何かの場合にはとかく不遇になりがちである。これはつまり国務大臣や宮中の人が科学に縁のない人ばかりだからであろう。先達て宮中の園遊会で音....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
て、彼をして被告の画策の性質を探出させ、嫌悪の念に打たれて、その画策を陛下の首席国務大臣ならびに尊敬すべき枢密院に暴露させたもうたのである。この愛国者は諸君の前....
だいこん」より 著者:久生十蘭
送準備の一部だというようなことをいっているのを聞きこんだ。さっそくO司法大臣とI国務大臣に連絡したが、組閣早々のことで伝達が徹底せず、そのままうやむやになってし....
外務大臣の死」より 著者:小酒井不木
の『盗まれた手紙』という探偵小説を御読みになったことがありましょう。フランスの某国務大臣が、皇后の秘密の手紙を盗んだので、パリー警察の人々は、一生懸命になって、....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
ったら義兵を募る事も軍資を作る事も決して出来なかったろう。西洋では詩人や小説家の国務大臣や商売人は一向珍らしくないが、日本では詩人や小説家では頭から対手にされな....
教育の目的」より 著者:新渡戸稲造
来るのである。幾十円、あるいは幾百円というようになるであろう。五十ぐらいになれば国務大臣にでもなれる人物もある。初め十歳から金を取り始めた先生は、六十歳になって....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
動の源泉であり、その基準であります。また、憲法第九十九条には、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
のであるから思い出は多い。 二十二年片山社会党内閣が成立し、当時の西尾書記長が国務大臣兼官房長官として入閣した。私はこのとき、西尾書記長の後を引受けて書記長代....
一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
画院の設立、大本営設置の実現などの現象が、続々と現われた。大本営案については、全国務大臣が幕僚として参加するという形の軍事内政の両面に渡る案さえ一頃有力であった....