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「国原〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国原の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
犬と笛」より 著者:芥川竜之介
がつく筈がありません。ただ、一生懸命に黒犬を急がせながら、美しい大和《やまと》の国原《くにはら》を足の下に見下して、ずんずん空を飛んで行きました。 その中に髪....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
は、大和平原をぐるりと囲んで、蒼々と暮れつゝある。此|暮山の屏風に包まれた大和の国原には、夕けぶり立つ紫の村、黄ばんだ田、明るい川の流れ、神武陵、法隆寺、千年二....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
大学数学教授マジャーエフ博士の「ソ連科学について」(四六年九月三日、東大) 米国原子爆弾調査団員P・H・ヘンスホー博士の「科学者の国際的責任」、同S・ブルース....
死者の書」より 著者:折口信夫
喰しの、飯と、み酒を作る御料の水を、大和国中残る隈なく捜し覓めました。 その頃、国原の水は、水渋臭く、土濁りして、日のみ子さまのお喰しの料に叶いません。天の神|....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
奉るか。 ○ 香具山と耳梨山と会ひしとき立ちて見に来し印南国原 〔巻一・一四〕 天智天皇 中大兄(天智天皇)の三山歌の反歌である。長歌は....
夢殿」より 著者:楠山正雄
した。下界では、 「あれ、あれ。」 といって騒いでいるうちに、太子はもう大和の国原をはるか後に残して、信濃の国から越の国へ、越の国からさらに東の国々をすっかり....
呑仙士」より 著者:夢野久作
しくなった。昨夜の親友が間違えて行ってくれたものだったという話。 同じ社友で、国原三五郎というのがいる。これに準社友の芋倉長江画伯を取り合わせると古今の名コン....
植物知識」より 著者:牧野富太郎
だ。 オキナグサの図 シュウカイドウ シュウカイドウ、すなわち秋海棠はもと中国原産の植物である。昔|寛永年間《かんえいねんかん》に日本へ渡り来って、いまは各....