国子[語句情報] »
国子
「国子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国子の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
換へて自づと告ぐる春景色花の色香に誘はれて」 という七五調のかき出しで、某侯令嬢
国子その妹秀子が、飛鳥山に新築された別荘へ花見がてらコゼットというアメリカの女友....
「翩翩」より 著者:田中貢太郎
羅子浮は汾の人であった。両親が早く亡くなったので、八、九歳のころから叔父の大業の許へ身を寄せていた。大業は
国子左廂の官にいたが、金があって子がなかったので、羅をほんとうの子供のようにして....
「樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
陶工であった兄の虎之助氏は早くから別に一家をなしていたので、女史は母滝子と、妹の
国子と、疲細《かぼそ》い女三人の手で、その日の煙りを立てなければならなかった。廿....
「法然行伝」より 著者:中里介山
勧めて念仏をさせるようにしなさい。敢て人の為ではない。といって教えた。 讃岐の
国子松の庄に落ついて、そこの生福寺という寺に住し、そこで教化を試みたが、近国の男....