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国宣
「国宣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国宣の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
リスト教婦人同盟の事業に関係して、たちまちのうちにその牛耳《ぎゅうじ》を握り、外
国宣教師だとか、貴婦人だとかを引き入れて、政略がましく事業の拡張に奔走するように....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
子に神戸牧師が席を占めていた。傍には証人として喚ばれていたウイリヤムソンと云う外
国宣教師が、当惑そうに眉をひそめながら普通の椅子に腰をかけていた。それだけでこの....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
蘇教徒たりともこの根本を保全するが道であるというふうに半蔵らは考えた。ところが外
国宣教師は種々な異議を申し立て、容易にこの方針に従わない。それに力を得た真宗の僧....
「長崎の一瞥」より 著者:宮本百合子
立ててその技を献納したということだ。ゆるやかな坂をのぼった処で、黒服、鍔広帽の外
国宣教師が、村の子とふざけて居る。日本人の尼僧がつれ立って、礼拝堂から出て来た。....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
丹の最大の保護者であったことは人に知られているが、晩年に於て切支丹の敵となり、外
国宣教師の呪いをうけていることは案外知られていない。 なにぶん信長の伝記作者の....
「望郷」より 著者:服部之総
こ五稜廓に凝集される蝦夷地の過去は、明治政府に封土をうばわれた徳川遺臣たちの共和
国宣言となって濃い印象をのこしている。この五稜廓はそもそもツァー・ロシアの侵略を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
を、古典太平記が、あくる年の建武元年としているのはまちがいで、彼の出した“上野ノ
国宣”や任官日時などからみても、鎌倉占領後からまもなく、同年秋には、はや、都へ出....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
に私の考えていたのは行き過ぎだっただけである。 ただし女の子の学校において、米
国宣教師が教えた遊びにしては、飛び乗りは少しばかり荒々しいように思われるが、是は....