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国府台
「国府台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国府台の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武蔵野」より 著者:国木田独歩
、新宿、白金……
また武蔵野の味《あじ》を知るにはその野から富士山、秩父山脈|
国府台《こうのだい》等を眺めた考えのみでなく、またその中央に包《つつ》まれている....
「新茶のかおり」より 著者:田山花袋
府中から百草園に行くのも面白い。玉川鉄道で二子に行って若鮎を食うのも興がある。
国府台に行って、利根を渡って、東郊をそぞろあるきするのも好い。 端午の節句――....
「戦死者の凱旋」より 著者:田中貢太郎
この話は長谷川伸君から聞いた話であるが、長谷川君は日露|役の際、即ち明治三十七年の暮に、補充兵として
国府台の野砲連隊へ入営した。その時長谷川君のいた第六中隊は、中隊長代理として畑|....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
の夕靄の中へ紛れこむ。 宙吊女 今夜のうちに千住までのす気で、暗い夜道を
国府台へかかる。 右は総寧寺の境内で、左は名代の
国府台の断崖。崖の下には利根川....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
見たわが名将立川師団長は、参謀長に、射撃の命令を下した。 右翼の松林の中には、
国府台《こうのだい》の野戦重砲兵聯隊がかくれているのだ。さっきから、腕が鳴って、....
「平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
、屏風を立てたような千住《せんじゅ》の榛《はん》の木林。遠くは荒川《あらかわ》、
国府台《こうのだい》、筑波山《つくばさん》までひと目で見渡すことが出来る。 や....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
で流れて来そうもない。 夷※の館山(素藤の居城)というは今も同じ地名の布施村や
国府台に近接する立山であろう。稲村まではかなりの里程があって、『八犬伝』でも一泊....
「葛飾土産」より 著者:永井荷風
いない。 市川の町に来てから折々の散歩に、わたくしは図《はか》らず江戸川の水が
国府台《こうのだい》の麓の水門から導かれて、深く町中に流込んでいるのを見た。それ....