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国振り
「国振り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国振りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
るに限るのじゃ。で、俺は、この娘がいよいよ眼を覚ますのを待ち、服装などもすぐに御
国振りの清らかなものに改めさせ、そしてその姿で地上の両親の夢枕に立たせ、自分は神....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
を、小町長屋と申すのう」
「貴下《あなた》との御関係は?」
「わしか、わしは、御
国振りで、あの小太郎が、よか雅児、二世さんじゃ」
「それに、又、何うして、ああ手....
「藪の鶯」より 著者:三宅花圃
※布《らしゃ》ならでは着するを厭《いと》い。家の婢僕《ひぼく》に至るまでも。わが
国振りの衣服を着せしめず。皆洋服の仕為着《しきせ》を用いしむるまでにして。一も西....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
今から九十年前に陛下が江戸――この東京へ先ずおいでになった時には、そういう「お
国振り」とも云おうか、われわれ、今にして思えば、千年も前のようなお姿で、東下りな....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
いますから、自分は問答をやめ暫くその辺の有様を見て考え込んで居りますと、ひょいと
国振りが出来ました。
法の会の花の莚に花咲きて
妙ににほへる心とくかな....