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国教
「国教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国教の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「倫敦消息」より 著者:夏目漱石
。その次に「トルストイ」の事が出ている。「トルストイ」は先日|魯西亜《ロシア》の
国教を蔑視《べっし》すると云うので破門されたのである。天下の「トルストイ」を破門....
「三四郎」より 著者:夏目漱石
文科とある。 大学の外国文学科は従来西洋人の担当で、当事者はいっさいの授業を外
国教師に依頼していたが、時勢の進歩と多数学生の希望に促されて、今度いよいよ本邦人....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
りましたから、そっくりそのまま転読しました。 「女王ゑりざべすノ治世ニ於テ、英
国教会ノ制度礼儀ニ一大改革ヲ施スベキヲ主張スル一宗派起リ、教会ヲ清ムルヲ旨義トス....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
、学術界の方で出京早々十四五歳の時、加藤弘之博士の講演を聞いたことがある、所は帝
国教育会の講堂、加藤博士は監獄教誨師問題について当時各宗教家間に軋轢《あつれき》....
「田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
昔だと、南蛮寺とでも、いったのでしょうね。これがニコライ寺さ。露西亜《ロシア》の
国教です。日本へ伝道に来た坊さんの名をとって呼んでるけれど、ほんとは、基督《キリ....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
開放し、これによりて郡立図書館を補充することを得べし。」 二 以上は米
国教育長官クラックストン氏の農村図書館普及策にして、氏は一九一四年米国図書館協会....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ラスという人があった。教会はキリストと使徒との教えのみにより支配さるべきもので、
国教という様になりて国家と関係をつけるのは間違っている。吾等も新約聖書にあるだけ....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
て費用の支出については当局者の苦心尋常ならざりしにもかかわらず、陸軍の隊長等は仏
国教師の言を聞き、これも必要なり彼れも入用なりとて兵器は勿論、被服帽子の類に至る....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
山者は町はずれででもなければ見当らない。 そのシャモニイの町の、停車場に近い英
国教会の墓地から、飄々と立ち現われて来たのはタヌキ嬢ならびに狐のコン吉の二人連れ....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
いては哲学を研究する者はいずれもドイツの哲学を主として研究したのである。まして外
国教師の哲学を担任せるものとしてブッセだのケーベルだの、これらはいずれもドイツ人....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
露国が征服して今はロシア領になって居る。
ところでロシア政府はギリシア教という
国教があって、自分の本国においてはほとんど宗教上の自由を許さない程圧制して、強固....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
国の宗教これなり。君民共治の国には、その政体と同組織を有する宗教あり、なお英国の
国教宗のごとし。君主専制の国には、その国体と同主義の宗教あり、ロシアの
国教のごと....
「西航日録」より 著者:井上円了
のは左の二、三なり。 二月五日、曇天。カンタベリー・カテドラルに詣す。これ英国
国教宗の総本山なれば、その広壮なるは言うをまたざるなり。同七日、曇晴。ブライトン....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
行わず、船内粛然たり。夜八時、また礼拝式あり。列するもの百三十人なり。その式は英
国教宗の定むるところによる。 天為。 (天を屋根と壁にし、海を筵とする思いに、お....
「編輯雑感」より 著者:喜田貞吉
省の何とか局長であった頃、自分も文部省に奉職しておったが、同博士から頼まれて、帝
国教育会館で開かれた報徳会かの会合に列席し、賤民の民族的研究を述べた事があった。....