国栖[語句情報] »
国栖
「国栖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国栖の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
ちそのククトの一転訛であるに過ぎない。或いは吉野川の上流に住んだ先住民の遺※たる
国栖人が、好んで蝦蟆を喰って上味としたという様に、彼らが蝦蟆を常食としていたので....
「国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
大和吉野の山中に
国栖という一種の異俗の人民が居た。所謂|山人の一種で、里人とは大分様子の違ったも....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
に相叶うものではあるまいか。 元来飛騨は山奥の国であって、なお大和吉野の山中に
国栖人と呼ばれた異俗が後までも遺っていた様に、また播磨風土記に同国神崎郡の山中に....
「山の人生」より 著者:柳田国男
』『江次第』の時代を経て、それよりもまた遙か後代まで名目を存していた、新春朝廷の
国栖の奏は、最初には実際この者が山を出でて来り仕え、御贄を献じたのに始まるのであ....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
数を省いて、左右の衛士が山人の代になって、この儀式をやっております。これは有名な
国栖の奏などと併せ考うべきもので、
国栖もやはり吉野山中の一種の山人でありました。....