国樔[語句情報] » 国樔

「国樔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国樔の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
甚だ多い。播磨風土記には、多可郡の山間に異俗の部落二箇所を挙げてある。吉野山間の国樔人は言うまでもなく、前記言語容貌他国人に異なりと言われた飛騨人の如きもかつて....
国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
と思う。 自分は思う。「久須」はもと「クニス」と呼んだもので、国栖または国主・国樔・国巣など書いたのは、その呼び声のままに文字を当てたのであろうと。この事は本....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
「奈良漬」はここを本場とするのでその名を得たのでありましょう。 大和国吉野郡の国樔村は関西の紙の需用を引受て盛な仕事ぶりを見せます。種類も一、二ではありません....
山の人生」より 著者:柳田国男
地方に住した者もありました。『摂津風土記』の残篇にも記事があり、大和にはもとより国樔がおりました。国樔と土蜘蛛とは同じもののように、『常陸風土記』には記してあり....