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国民新聞
「国民新聞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国民新聞の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白」より 著者:芥川竜之介
ため、夫人は五千|弗《ドル》の賞金を懸《か》け、犬の行方《ゆくえ》を求めている。
国民新聞。日本アルプス横断中、一時|行方《ゆくえ》不明になった第一高等学校の生徒....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
かき、それから「石燈籠」四十枚をかき、更に「勘平の死」四十一枚を書くと、八月から
国民新聞の連載小説を引き受けなければならない事になりました。時事と国民、この二つ....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
った。昨日は便所からはうようにしてかろうじて床にはいった。でも、その枕もとには、
国民新聞と東京朝日新聞とが置かれてあって、やせこけて骨立った手が時々それを取り上....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
ていたが、アパアトヘ立て籠もろうとしたのも、それを完成したいためであった。それは
国民新聞の懸賞小説に応募するためで、彼女はその一作によって新しいスタアトを切り、....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
しなければならなくなった。そこで話の骨に勝手な肉をつけて一編未熟の小説を起草して
国民新聞に掲げ、後一冊として民友社から出版したのがこの小説不如帰である。 で、....
「男女関係について」より 著者:大杉栄
僕は、男としての器量を、まったく下げてしまった訳だ。ひとかどの異端評論家(『
国民新聞』記者命名)、サニズムの主唱者(『時事新報』記者命名)、社会主義研究者(....
「北村透谷の短き一生」より 著者:島崎藤村
友達でもあった。それから喧嘩をして却って対手に知られた形で、北村君は国民の友や、
国民新聞なにかへも寄稿するようになった。その中で、『他界に対する観念』は、北村君....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
反映しているのは、怪しむに足りない。 国木田独歩は、明治二十七八年の戦争の際、
国民新聞の従軍記者として軍艦千代田に乗組んでいた。その従軍通信のはじめの方に、 ....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
一月一日の時事新報に瘠我慢の説を公にするや、同十三日の
国民新聞にこれに対する評論を掲げたり。先生その大意を人より聞き余に謂て曰く、兼て....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
信がない。大方死んだのであろうという左衛門君などの鑑定である。 二、三日前の『
国民新聞』の「忙閑競べ」の中に寄席の下足の話があったが、すべてああいう話が其村君....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
に受取った句は私から子規居士に転送したり、そうでなければ当時私の受持って居った『
国民新聞』の俳句欄に載せたりなどしてその結果『春夏秋冬』の中に収めたものが多いよ....
「半七捕物帳の思い出」より 著者:岡本綺堂
かき、それから「石灯籠」四十枚をかき、更に「勘平の死」四十一枚を書くと八月から『
国民新聞』の連載小説を引受けなければならない事になりました。『時事』と『国民』、....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
ないので、帰ると直ぐ「鴎外を訪うて会わず」という短文を書いて、その頃在籍していた
国民新聞社へ宛ててポストへ入れに運動かたがた自分で持って出掛けた。で、直ぐ近所の....
「わが母を語る」より 著者:上村松園
ぎていたのでしょう。誰にも遠慮なくずばずばと思うことを言いました。昔、辰巳という
国民新聞の記者が、よく家へ見えましたが、後に「あなたのお母さんには、よく叱られた....
「『火星兵団』の作者の言葉」より 著者:海野十三
この書『火星兵団』は、私がこれまでに書いた一等長い小説であります。 少
国民新聞(今は名前もなつかしい当時の「小学生新聞」)に、前後四百六十回にわたって....