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「国民経済〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国民経済の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
し、戦時共産主義の血みどろの苦難にみちた闘争の後に「産業の建設の段階」が来た。全国民経済を新しい技術的基礎の上に建設する段階が出来た。この期間においても決して建....
衣服と婦人の生活」より 著者:宮本百合子
風景だと思う。 こういう時代錯誤的な切ない風景を街に現出した根源には戦争による国民経済の破壊があり、そこに君臨した制服万能の問題があることをわたしたちは決して....
現実の必要」より 著者:宮本百合子
物の中で、一人のこらず夢のように巨額な軍事予算に賛成の手をあげて来たのであった。国民経済は全くうちこわされ、各家庭の経済は、ひどいやりくりももうこれぎりという際....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
山内閣が七月初旬に経済安定本部から発表した「経済実相報告書」は明からさまに日本の国民経済の破滅を告白したものであった。この報告は「経済白書」とよばれた。「白書」....
辞典」より 著者:戸坂潤
又多数の冊子を出版した。その主なるものは「社会民主主義の宗教」、「市民社会」、「国民経済」、「ハインリヒ・フォン・ジーベに対する公開状」、「無信仰者の信仰に就い....
社会時評」より 著者:戸坂潤
説は経済を以て個人の物質的慾望を充足するための活動の連関総和なりとしている、我が国民経済は然らず。物資は啻に国民の生活を保つがために必要なるのみならず、皇威を発....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
を見て、手を振った。 英吉利の小都会からの観光団が、案内者の雄弁に引率されて、国民経済省の建物を見上げていた。それを、子供と写真帖売りが、遠巻きにしていた。 ....
獄中消息」より 著者:大杉栄
というようなもの。 経済学では、金井博士の社会経済学、福田の経済学研究、同氏の国民経済学、イリスの経済学提要、早稲田のマーシャル経済学、およびコンラッドの国民....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
判』ヴァルガ ※『日本経済年報』第二輯 ※『軍備増税・公債』 ダニロフ『軍備と国民経済』 『世界経済年報』 ?『帝国主義論』 ※『風車小屋だより』 ※デヴィ....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
理論」を公にした頃(一八七一――一八七二年)、ウィン大学教授カール・メンガーは「国民経済学原理」(〔Grundsa:tze der Volkswirtshaft....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
加に比例して次第に開墾され、田畑は常に増しつつはあったのであるが、それにしても、国民経済の根本になるその田畑(当時はまだ商工業といえるほどのものは興っていなかっ....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
にしてから使用するというようなものが幾らあるか知れぬ。 これらの弊害はいずれも国民経済学の問題であるが、男子は多くこれを考究しようとしない。日本の男子には妙な....
社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
た「戦時革新政策大綱」なるものは現下の戦時革新政策の基調として戦時体制の堅実化、国民経済の計画化、挙国一致の積極化、を挙げている。どれも支配当局が書き取らせた言....