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「国税〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国税の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
うなら、それまでだが。――某紙の調査を借りるならば、道府県の地租付加税は全国平均国税一円に対して一円三十三銭六厘に当っているそうだが、処が東北六県ではそれが一円....
婦人も参政権を要求す」より 著者:与謝野晶子
選挙権の分配の如何に不公平であるかは細論せずして明白になります。従来のように直接国税拾円を選挙資格とすると、国民の中から参政権を持つ者は纔かに百四十二万二千百十....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
。佐平どんも五助さもよく聞きな。法律がどうのこうの、政府がどうのこうの、早い話が国税や県税や村税から、年貢米一切合切、こうやって現にそいつで四苦八苦している俺達....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
もののごとし。物価は高直にして、英国よりも二割くらい高し。なかんずく酒とタバコは国税のために非常の高価を告げ、日本酒正宗一瓶一円五十銭なりという。また、人口不足....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
。佐平どんも五郎さもよく聞きな。法律がどうのこうの、政府がどうのこうの、早い話が国税や県税や村税から、年貢米一切合財、こうやって現にそいつで四苦八苦している俺達....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
頑張ったのだが、ついに審議引延しのタネが切れてしまった。ところへ田中織之進君が『国税庁設置の大蔵省設置法一部改正案の提案理由の中に“最高司令官の要求にもとづき…....
三国志」より 著者:吉川英治
ぎぬ。劉兄のお蔭で、いつのまにか徐州城に居直ってしまい、太守面をしているのみか、国税もすべて横領し、むすめの嫁入り支度といっては、民の膏血をしぼり、この天下多難....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
「侏儒の言葉」など引例していて、ほほ笑まれながら読んでいたが、終りへ来たら「私は国税のことを扱う役所に働く者の末席をけがしている一人ですが」としてあった。税務署....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
そのOさんが催促する。昼は医薬を与え、夜は徹夜をさせる。なんのことはないOさんも国税庁にいたことがあるんじゃないかと皆して笑う。 食膳は、山味たっぷり。干鮎の....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
赤坂の家の窓から『……何丸、岸を刺して来い』とやるだろうし、時には批評家、時には国税庁の人、時にはまた、この「週刊文春」が始まったお蔭で、私のゴルフ時間まで失く....