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国立
「国立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国立の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
問 彼女はいまだ不幸にもラックの義眼なるを知らざるなるべし。予が子は如何?
答
国立孤児院にありと聞けり。
トック君はしばらく沈黙せる後、新たに質問を開始した....
「非凡なる凡人」より 著者:国木田独歩
「何を読んでいるのだ」といいながら見ると、洋綴《ようとじ》の厚い本である。 「西
国立志編《さいこくりっしへん》だ」と答えて顔を上げ、僕を見たその眼《まな》ざしは....
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
一人の女性が手術による人工受胎法によって一人の嬰児を懐妊し、そして分娩するために
国立生殖病院に入れられ、そして一人の人間を補充すればいいんだ。性欲の目的が生殖作....
「階段」より 著者:海野十三
博士になり、新聞や雑誌に眩しいほどの報道をされたことであろうし、それに引続いて、
国立科学研究所の部長級にも栄進し、郊外に赤い屋根の洋館も建てられ、大学総長の愛嬢....
「地球盗難」より 著者:海野十三
が、あれは尋常一様の隕石じゃないんだネ」 「そうだと云ってたぜ。ウラゴーゴル星の
国立研究所で、五十年がかりで作りあげた特殊物質なのだ。あれを地球に撃ちこんで置き....
「名勝地帯」より 著者:黒島伝治
を取られた者がある。農民たちは、それでも、名勝地帯だというんで怺えていた。今に、
国立公園になるというんで、郷土的な名誉心をそそられたりした。 便所のところで、....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
にまで達する深度爆弾の餌食になるのを待っていられないため、必死の耐熱建築の研究に
国立研究所を動員し、遂に不可能と思われたる難問題を解決し、三年前にこの輝かしき極....
「光は影を」より 著者:岸田国士
れた時、一瞬にして、霧のように消え去つた。小萩が、松本の病院から、小諸の奥にある
国立結核療養所へ移つたという報らせなのである。 「簡単な文面でよくわからないんで....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
マンからジロウドゥウへの移行が、この事実を決して打ち消しはしません。 フランス
国立音楽学校(コンセルヴァトワアル)といえば、多くの名優を生んでいる一方、また多....
「演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
役者」という意味で通つていることも注意すべきである。 それからまた、フランスの
国立音楽演劇学校の演劇科は、悲劇科と喜劇科とに分れていて、前者は専ら古典悲劇の、....
「イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
ルリンの出し物だけ判明しておりますが、民衆劇場は「ペエル・ギュント」「ノラ」を、
国立劇場は「皇帝とガリレア人」を上演するそうであります。 わが築地小劇場も、各....
「火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
い方でもなかったが、あとから探検された他州(ワシントン州)の、レイニーア山の方に
国立公園を取られてしまい、レイニーア山に関しては、詳細なる地形図、地質図や、一般....
「感想」より 著者:北大路魯山人
いかと考えている。この考えはどうやら及第であるらしい。 私は直接干与しないが、
国立博物館か文部省かは知らないが、私の作品を諸方の持主から集めてフランス・パリに....
「西航日録」より 著者:井上円了
べてが麻布を製造する工場なのである。) もって当地の盛況を見るべし。 学校は
国立大学のほかに二個の宗教大学あり。一つはメソジスト宗に属し、一つはプレスビテリ....
「金山揷話」より 著者:大鹿卓
はうなずきながら、何気なく、森山が座席へ置いた新聞をとりあげた。すると偶然、阿寒
国立公園に探鉱者殺到、という記事が目に触れた。最近
国立公園区域でも鉱区が許される....