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「国立公園〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国立公園の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
不尽の高根」より 著者:小島烏水
ると、恐らく富士山よりも、遥に高い山になりそうなことである。それは米国の「火口湖国立公園」を抱いているマザマ山の頂部が、今は陥没しているが、これを原形に還元すれ....
日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
ではない。 日本の山水美が火山に負うところが多いということは周知のことである。国立公園として推された風景のうちに火山に関係したもののはなはだ多いということもす....
名勝地帯」より 著者:黒島伝治
を取られた者がある。農民たちは、それでも、名勝地帯だというんで怺えていた。今に、国立公園になるというんで、郷土的な名誉心をそそられたりした。 便所のところで、....
ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
、見えない糸を通しているのです。この国で一番高い木は七フィートぐらいで、その木は国立公園の中にありますが、私が握りこぶしを固めても、すぐ、てっぺんにとゞきます。....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
性を語っているではありませんか。 八月二十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(国立公園富士箱根大涌谷の絵はがき)〕 八月二十日、永井荷風の「※東綺譚」ではな....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
待ちかねているのよ、ではね。 八月三十一日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(国立公園富士・三保松原の写真絵はがき)〕 八月三十一日、手紙かいているひまが....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
アキ子――寺島あき子。 六月二十三日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(国立公園小豆島の坂手港棧橋及洞雲山全景(1/3)、碁石山全景(2/3)、雪の志賀....
釣り師の心境」より 著者:坂口安吾
いという意味は、素朴に風景としての意味である。自分の町を中心に利根川べりの四辺を国立公園にしようという大変な考えを持っていた。その意見を論文に書いて私のところへ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
うだが「ニャーオ」といって猫と同じように啼くのさ。 松島と牡鹿半島ひッくるめて国立公園に申請しているそうだが、どうも土地の人というものは他との比較を知らずに自....
火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
い方でもなかったが、あとから探検された他州(ワシントン州)の、レイニーア山の方に国立公園を取られてしまい、レイニーア山に関しては、詳細なる地形図、地質図や、一般....
天草の春」より 著者:長谷健
人々に観光客誘致の熱意がないのは、どういうわけであろう。島原から天草にかけてを、国立公園にするとかしないとか、いろいろ取沙汰されていながら、なかなかその運びにい....
墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
ますが、別段友達がいたわけでもなければ、用事があったわけでもありません。 雲仙国立公園のパンフレットなぞを見ているうちに、子供の頃から山が好きなものですから、....
金山揷話」より 著者:大鹿卓
はうなずきながら、何気なく、森山が座席へ置いた新聞をとりあげた。すると偶然、阿寒国立公園に探鉱者殺到、という記事が目に触れた。最近国立公園区域でも鉱区が許される....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
字も十字架も異なる所はなかったのである。 これは三好さんの話である。 雲仙の国立公園のゴルフ場では、たった一つだけ困ることがある。あの山の烏は横合からやって....
日本のこころ」より 著者:中谷宇吉郎
生に大切な時期なのである。 夏休みになると、誰《だれ》も彼もカーを駆《か》って国立公園に走る。国立公園といっても、大きいものは、四国くらいの広さである。その地....