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「国華〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国華の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
後決して売却また贈遺すべからず、必ずことごとく撲殺すべしとあった由。大正六年の英国華族にすらこんながある。古文明国や、今の蛮地で馬を人に殉葬したればとて怪しむに....
十二支考」より 著者:南方熊楠
『太陽』二七ノ五) 5 鶏を妖怪とする譚も少なからぬ。かつて『国華』に出た地獄の絵に、全身火燃え立ち居る大きな鶏が、猛勢に翅を鼓して罪人を焼き....
かんかん虫」より 著者:有島武郎
す様に、 畜生。 と云って、穢らわし相に下を向いて仕舞った。 (一九〇六年於米国華盛頓府、一九一〇年十月「白樺」)....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
いは己れ賛を草してこれを書き、あるいは宗祇の句を賛語に擬して書いたこともある。『国華』第二百七十号に載するところの宗祇の肖像のごときはすなわちそれである。 宗....
花束の虫」より 著者:大阪圭吉
に乗り込んで、意勢よくこう命じた。 「日米・ホールへ!」 それから、次に、 「国華・ホール!」 ――そんな風にして、ざっと数え上げると、ユニオン、日米、国華....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
因は、やっとつかむことが出来るのではないかと思う。 大串純夫さんに、来迎芸術論(国華)と言う極めて甘美な暗示に富んだ論文があって、この稿の中途に、当麻寺の松村実....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
とによりて極力日本趣味の普及に勉《つと》めたり。千八百九十年以来東京においては『国華《こっか》』の発行あり。その掲ぐる古画の複製はビングより更に一層美なるものあ....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
術史家を以て任ずる平子尚君の「法隆寺草創考」が、文献上から新武器を振りかざして、国華の誌上に発表せらるるに及んでたちまち学界に一大衝動を与えた。関野君の研究は無....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
を深く理解する機縁がこれによって与えられるならば、過去の日本の文芸と文芸家とも、国華としての誇りをもってただ今の国民から見直されるであろう。いわば彼らはその不敵....
学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
った。造形芸術の方では、博物館やときどき開かれる展覧会などのおかげを蒙った外、『国華』のようなもので複製品を見ることを楽しんだ。 こんなことをしているうちに、....