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国見
「国見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国見の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「追憶」より 著者:芥川竜之介
が常陸山を破ったため、大評判になったのを覚えている。いったいひとり荒岩に限らず、
国見山でも逆鉾でもどこか錦絵の相撲に近い、男ぶりの人に優れた相撲はことごとく僕の....
「相撲」より 著者:寺田寅彦
陸山、梅ヶ谷、大砲などもいたような気がする。同郷の学生たち一同とともに同郷の力士
国見山のためにひそかに力こぶを入れて見物したものである。ひいきということがあって....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
、頂には遊客の一人もなかった。
余等は額の汗を拭うて、嫩草山の頂から大和の国の
国見をすべく眼を放った。
夕である。
日はすでに河内の金剛山と思うあたりに沈....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
デル先生は、いつの間にか外出の姿になっていて、東助とヒトミをうながした。 「海底
国見物ですね」 「海底国はどんなところかしら。どんな人が住んでいるんでしょう」 ....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
ややもすればその草の戸にまで舞い込んで来るのを避けて、さらに伊賀国へ引き移って、
国見山の麓にかくれていた。そうして、師直一門滅亡の噂がそこらの山里まではまだ伝わ....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
っ黒になっていた。 「あの辺には、相当な山が沢山にあります。吾妻山……鳥甲山……
国見岳……山へ登っては温泉へ泊り、温泉へ泊っては山へ登って、一週間余りも遊び暮し....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
。ここはお動きなされますな」 と、暇を告げて出て行った。 千早、赤坂のほか、
国見、猫背山、金胎寺などの峰々でも、同時の砦工事が急がれていたのである。それらの....