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「国記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国記の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
民は十六世紀にもギヴォイテてふ蜥蜴を家神とし食を供えた(英訳ハーバースタイン『露国記《ノーツ・アッポン・ラッシア》』二巻九九頁)。 『抱朴子』に、〈蜥蜴をいいて....
大阪を歩く」より 著者:直木三十五
軽蔑し、未だに、江戸っ子の方が、大阪人よりも上等人だと、考えているらしい。 「人国記」の流行ってきた時代――大阪人は、大阪から一足も出ないし、江戸人は、江戸の内....
十二支考」より 著者:南方熊楠
》ったが、猴は今も市中に充満し住民に供養さるとある。法顕の遺書たる『法顕伝』『仏国記』共にこの地で仏法大繁盛の趣を書せど猴の事を少しも記さず。それより二百余年|....
春遠し」より 著者:宮本百合子
で、こういう結果を見たことは、深く私たちを考えさせずにはおかないのである。 外国記者が、開票後、議員の資格再審査をしなければならないと云っているのは当然である....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
哲郎は、天皇制護持の哲学上の基礎づけを行った。文相安倍能成は二月十一日、日本の建国記念日とされている日に、大和民族の優秀性を意味し天皇制の伝説の発祥である建国神....
現代史の蝶つがい」より 著者:宮本百合子
をのせ、『読売新聞』が第一面の中央に、白堊館の主となる? トーマス・デューイと外国記者の記事をのせたりしていたのを、決してただ眺めてすぎることをしないであろう。....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
から、この辺でチビチビやりながら、寝覚の床を鷹揚《おうよう》にながめて、貴殿の人国記を承っていれば、もうもうこれ以上は罰《ばち》が当る、このうえ押して、谷からす....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
しかし、ある種のものが完璧に伝わらないね。 聖徳太子と馬子が協力して、天皇記、国記、各氏族の本記というものを録した由ですね。文字のあるところ、必ずそのような記....
「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
今でもその住民を以て、例によって眼の色が違うの、言葉が違うのなどと云っている。人国記陸奥国の条に、「此の国は日の本故に、色白うして眼青みあり」などともあって、昔....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
に在りと認めた奥州を以て、日の本と呼ぶ例であった。かの最明寺時頼の著と俗称する人国記に、「陸奥は日の本故に、色白うして眼青みあり」とあるのはこれである。古く既に....
福沢諭吉」より 著者:服部之総
『雷銃操作』 慶応三年四月 『西洋旅案内』 同年七月 『条約十一国記』 同年十一月 『訓蒙窮理図解』 同年十二月 『西洋衣食住』(筆名片....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
なと思える素朴さと共に、会津人かたぎの一徹みたいなものが根づよく潜んでいる。「人国記」の筆者にいわせれば、この山川風土と長い封建のせいにするかもしれない。とにか....
銀河まつり」より 著者:吉川英治
国記にいわせると、由来、信州人は争気に富むそうである。それは、他国人に比を見ない....
」より 著者:吉川英治
からでも、数えきれぬ程、むしろ旗が騒いだが、一つも、成功した例がなかった。 人国記にもいわれてる通り、由来信州人は、智慾は旺なるも、争気に富み、郷党和せず、と....