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国語
「国語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国語の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「父」より 著者:芥川竜之介
ら、ちょいと小鼻をうごめかした。
「でもこの間は遅刻したぜ。」
「この間?」
「
国語の時間にさ。」
「ああ、馬場に叱《しか》られた時か。あいつは弘法《こうぼう》....
「大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
》を読んでいることに外ならなかった。又彼等の或ものは――それは左の眼に義眼をした
国語漢文の教師だった。この教師は彼の武芸や競技に興味のないことを喜ばなかった。そ....
「文放古」より 著者:芥川竜之介
たちの受けているのは自活に縁《えん》のない教育じゃないの? あたしたちの習った外
国語じゃ家庭教師も勤《つと》まらないし、あたしたちの習った編物《あみもの》じゃ下....
「葱」より 著者:芥川竜之介
すようになっている。
ある夏の午後、お松さんの持ち場の卓子《テエブル》にいた外
国語学校の生徒らしいのが、巻煙草《まきたばこ》を一本|啣《くわ》えながら、燐寸《....
「路上」より 著者:芥川竜之介
週間以前『鉢《はち》の木《き》』へ藤沢と一しょに来た黒のソフトで、英仏独伊の四箇
国語《しかこくご》のほかにも、希臘語《ギリシャご》や羅甸語《ラテンご》の心得があ....
「少年」より 著者:芥川竜之介
慇懃《いんぎん》に神を教えるのである。あるいはそれでも知らぬ顔をすると、今度は外
国語の授業料の代りに信仰を売ることを勧《すす》めるのである。殊に少年や少女などに....
「私の父と母」より 著者:有島武郎
たことを記憶している。父はしかしこれからの人間は外国人を相手にするのであるから外
国語の必要があるというので、私は六つ七つの時から外国人といっしょにいて、学校も外....
「弓町より」より 著者:石川啄木
たい。 「なりとであるもしくはだの相違にすぎない」という人があった。それは日本の
国語がまだ語格までも変るほどには変遷《へんせん》していないということを指摘したに....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
見ている男は、これは、早瀬主税である。 何の事ぞ、酒井先生の薫陶で、少くとも外
国語をもって家を為し、自腹で朝酒を呷る者が、今更いかなる必要があって、前世の鸚鵡....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
意でラテンの月(mensis)及び計量器(mensura)と関係している。我々の
国語でのこの言葉もやはり古くここから導かれてきたものである。すなわち、太陰はその....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
しかるべき会社か銀行で当時若手の利けものといった風采。一ツ、容子は似つかわしく外
国語で行こう、ヤングゼントルマンというのが、その同伴の、――すらりとして派手に鮮....
「一利己主義者と友人との対話」より 著者:石川啄木
程度の長生はする。しかし死ぬ。 B 何日になったら八十になるだろう。 A 日本の
国語が統一される時さ。 B もう大分統一されかかっているぜ。小説はみんな時代語に....
「カタカナニツイテ」より 著者:伊丹万作
コノヨウナ題目ヲ掲ゲルト
国語学者トマチガエラレルオソレガアルカラ一応断ツテオクガ、私ハ映画ノホウノ人間デ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
かし、いつの世にでも、日本での発見はそのまま世界の発見であり、詩や歌のごとく、外
国語に訳するの要もない。 これらの理由により、科学者たらんとする者のために、大....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
て大家だった養父も正に同じ事を歎いたそうである。上京の当時、八郎は舞台近所の或外
国語学家の玄関に書生をしていた。祖父、伯叔父、一統いずれも故人だが、揃って能楽師....