国財[語句情報] »
国財
「国財〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国財の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新種族ノラ」より 著者:吉行エイスケ
界における一つの悲喜劇であった。支那経済恐慌の主因をつくった英国の政策が、上海英
国財閥の没落の過程をつくろうとは。だが、これはいささかの犠牲だとすればもとより小....
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
財界の不景気を助長す 世界大勢の影響と、為政者の政策其よろしきを得ないために、我
国財界の不景気は永く続いて居る、明年の春までには回復するだろう、今年の末までには....
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
で信長成功の理由を色々挙げたうちに、 応仁の乱後の人戦闘を好みて民力日々に疲れ、
国財日々乏しかりしに備後守信秀|沃饒の地に拠つて富強の術を行ひ耕戦を事とし兵財共....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
も、当時諸藩の留守居中有数の人物であったらしい。帆足万里はかつて留守居を罵って、
国財を靡し私腹を肥やすものとした。この職におるものは、あるいは多く私財を蓄えたか....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
るとはいえ、直ちに一国の価値額を増加することはないであろう(編者註)。すべての外
国財貨の価値は、それと交換に与えられる我国の土地と労働との生産量の分量によって測....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
除外している。しかし吾々が、我国の多額の輸入品と我国工業で使用されている多量の外
国財貨を考えてみる時には、この除外されたものこそが最も重大なものである。羊毛と原....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
うことあり。日本全国の人民をして鼻紙を用うること西洋人のごとくならしめなば、その
国財の幾分を浪費すべきはずなるに、よくその不潔を忍んで布を代用するは、みずから資....
「三国志」より 著者:吉川英治
「すみやかに降伏し給え」と、無血譲渡をすすめた。 張魯は、顛倒の中にも、 「
国財は、民の膏血から産れた国家の物である。私にこれを焼棄するは、天を怖れぬものだ....
「三国志」より 著者:吉川英治
されていたようである。 魏の成都占領とともに、蜀朝から魏軍の※艾に引き渡された
国財の記録によると、 領戸二十八万 男女人口九十四万 帯甲将士十万二千人 ....