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国都
「国都〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国都の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球図」より 著者:太宰治
アパンニアに使するよう本師より言いつけられ、承って万里の風浪をしのぎ来て、ついに
国都へついた、しかるに、きょうしも本国にあっては新年の初めの日として、人、皆、相....
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
すとミルキ国に入城させるより外ありません。せめてここに百名の強健な兵士がおれば、
国都は一時支えられます。いや百名と揃わなくとも五十名でもなにかの足しになるんです....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
一日の間に甞めました。あの大戦に白耳義以外|何処の国が日本のようにぐいと思うさま
国都を衝かれたものがありましょう? 欧羅巴に火と血を降らせたのは人間わざでしたが....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
奇怪千万!」 ラック大将は、呻った。 大団円 潜水飛行艦隊は、キンギン
国都マイカ市上の八四二区の地上に集結して、盛んに機械を組立てていた。 その機械....
「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」より 著者:宮本百合子
者によってそそのかされてジャーナリズムの上に現れるばかりでなく、在パリその他の外
国都市に生活する人、旅行している人々の通信が、ルポルタージュの形をとりながら大き....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
の家で、何十回となく、見世物になりました。 十月二十六日に、いよ/\、私たちは
国都に着きました。その
国都の名はローブラルグラットといわれ、これは『世界の誇』と....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
才能をこの人物の才能に結合したのだ。出現し君臨し、進み行き、勝利を博し、あらゆる
国都を宿場とし、自分の擲弾兵《てきだんへい》を取って国王となし、諸王朝の顛覆《て....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
。見たかったら見せてもらいに行けば喜んで見せてくれるだろう。すなわちそれは武蔵の
国都筑郡新治村字中山(今は横浜市港北区新治町中山となっている)の斎藤|易《えき》....
「芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
はたして如何なる程度まで開発し維持したであろうかも、はなはだ問題であり、近年その
国都の遺跡を発掘した成果にしても、何等得るところはなかったということである。 ....
「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
惟し、まず杉本氏につきて同女の履歴をたずねしに、彼女はその名を「とく」といい、同
国都留郡小形山の産にして、早く父をうしない母の手に育てられしが、十一歳のときより....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
・ゾンカーという駅がある。其駅に着いてまた宿ったです。三月二十一日いよいよ今日は
国都ラサ府に這込るということになりました。
私はその駅から馬を一|疋雇い、荷物....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
って高く、欧米首府中最も天に近きものなり。ゆえに、その人民大いに喜びて曰く、わが
国都は最も天国に近きをもって、特別に上帝の監護を受くべしと。その妄信かくのごとし....
「三国志」より 著者:吉川英治
に避け難い。 魯粛のつぶさな書状を捧じて、早馬は呉の秣陵へ急ぎに急ぐ。 呉の
国都には、これと同時に、べつな方面から、魏の曹操が、三十万の大軍をもって、南下し....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
賤民が子なり、威徳なく有徳の者にあらず。 と云い、「中興入道消息」に、 日蓮は中
国都の者にあらず、辺国将軍等の子息にもあらず、遠国の者、民の子にて候ひしかば……....