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「国重〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

国重の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
非常な腕利き、ただ一刀に、項を斬るそうでございます。……直刃に迷心乱雑、新藤五郎国重の刀それで斬るそうでございます。……時々左の片手斬り、それで一度の間違いもな....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
と首がないから、中の条の陣へやった。その後、そいつの刀を兄がくれたが、池田鬼神丸国重という刀だっけ、二尺九寸五分あった、おれが差料にした。 それから、碓氷峠《う....
南国太平記」より 著者:直木三十五
」 吉兵衛は、じっと、靱負の顔を、眺めていた。用人が、手をとめたのを見ると 「国重は、三原へ」 「はい」 用人は、周章てて、筆を走らせた。 「して――その日....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
赤猪口兵衛は二、三本の渋団扇を縄の帯に挿したまま、春吉三番町のお目付役、松倉十内国重の玄関脇の切戸から、狭いジメジメした横露地を裏庭の方へ案内された。平たい庭石....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
つること能はざる所以《ゆえん》なり。 文政八年初代豊国歿するや、その門人歌川|国重《くにしげ》自《みずか》ら二代豊国の名を犯しぬ。本郷《ほんごう》に住みしを以....
孔子」より 著者:和辻哲郎
も、吾は必ず之を学びたりと謂わん。 この人倫の道が家族生活における孝のみでなく治国重んじたというわけではないのである。 人倫の大綱を説くことによって学ぶべき道....
黒田如水」より 著者:吉川英治
の由来を後に「黒田重宝故実」に依ってみると、こう記してある。 ――御刀は長谷部国重の作、二尺一寸四分。信長公故あつて管内といふ者をお手討ありし折、管内恐れて、....