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国際的
「国際的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
国際的の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
勤倹尚武
「勤倹尚武」と言う成語位、無意味を極めているものはない。尚武は
国際的|奢侈《しゃし》である。現に列強は軍備の為に大金を費しているではないか? ....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
媒を通じて、作者がその亡友から聞いた告白なのである。その告白は、実に容易ならざる
国際的怪事件を語っているので、命中率九十パーセントと称せられる霊媒N女史の取扱っ....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
良仲間としての呼び名だった。そこで、彼は巧みに、狼を隊長とする彼の一団に近づき、
国際的陰謀の謎を、解きつつあった。「男爵」と呼ばれる彼の本名は、帆村荘六。軍部に....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
この点においては改進論派と近くして自由論派と遠かりき。自由論派は無上政治をもって
国際的紛争を防がんと希望したるがごとく、経済論派は自由貿易主義をもって世界の一致....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
。しかし、元来無政府主義者には、個人的または小団体的の運動を重んじて、一国的とか
国際的とかの組織を軽んずる傾向があり、国際大会を開くにしても、その選定した土地の....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
「わたくし、姪のニーナをつれています。ニーナは、かよわい女です。そして、彼女は、
国際的に高い地位を持った淑女です。ニーナを、はやくボートにのせるのが、礼儀です。....
「獏鸚」より 著者:海野十三
定を下した。それは黄血社という秘密結社の一味に違いないというのだ。黄血社といえば
国際的なギャングで、首領のダムダム珍というのが中々の腕利であるため、その筋には尻....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
その翌日の新聞は、刺戟的の記事で充たされていた。大標題だけを上げることにしよう。
国際的大詐欺師 佐伯準一郎捕縛さる 勿論特号活字であった。 欧米、南洋、支那....
「農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
拡大プレナムの決議は日本のプロレタリア文学運動が、シッカリと大衆の中に根を張り、
国際的な連関において前進して行くために、もっとも重要な、さしあたって第一番に議題....
「母と娘」より 著者:岡本かの子
まで同封してあった。 此のハイキング・クラブは英仏伊独等の青年男女を会員とする
国際的クラブで、本部がロンドンに在り、各国の主都に支部があって、本部から毎月会員....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
ちに会議の日は近づく。重要書類がないことには、N博士が、いかに有名な雄弁家でも、
国際的識人でも、ものが云えない。国家の恥辱となる。 (どうしよう) と、N博士....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
り対手にされなかったはこれがためであったが、二葉亭の夙昔の希望からいえば一貫した
国際的興味を有する問題であった。二葉亭にいわせると、日本人が浦塩あたりで盛んに商....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
送られて仏教を布くの材料に供せられた。それらの点から考えても尊者は宗派的あるいは
国際的関係を離れて全く仏教の真面目の意味を世界に布教したいという考えを持って居ら....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
間の心の三毒(貪・瞋・痴)が露れているのを見ます。もちろん、周囲の事情、国内的、
国際的関係によって(それも全部、三毒から起った事情関係です)、勢いそんな不健康な....
「色盲検査表の話」より 著者:石原忍
る協議が行われました際、専門委員のエンゲルギング氏は調査の結果を報告して、色神の
国際的検査法としてスチルリング氏仮性同色表・石原色盲検査表及びナーゲル氏アノマロ....