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「園林〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

園林の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
しくなる、罪で美しくなる。奇蹟! 七菩提分、八聖道分、涼しい鳥の鳴き声がする……園林堂閣のたたずまい……きれいな浴池だな。金色の髪を洗っていられる。皆|履をぬが....
十二支考」より 著者:南方熊楠
仏典の韋紐)を奉ずる輩もっともハヌマン神を尊べども他派の者もまたこれを敬し、寺堂園林より曠野に至るまでその像を立てざるなく、韋紐の信者多き地にはその像に逢わずに....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
け入るような気分があって、心がなんとなく勇みをなすものですから、いい気になって、園林の間を歩み歩んで行くうちにも、我を忘れて深入りをしようとするわけでもない。 ....
虔十公園林」より 著者:宮沢賢治
です。ここはもういつまでも子供たちの美しい公園地です。どうでしょう。ここに虔十公園林と名をつけていつまでもこの通り保存するようにしては。」 「これは全くお考えつ....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
歩入ると、そこらは雪も斑で、足もとも暗かった。 たまたま見える微かな明りは、祇園林に包まれた燈籠や神燈だった。神社の拝殿も社家の中も、人間はいないようにしんと....
私本太平記」より 著者:吉川英治
を放つと。 義貞は、自己の陣地を、粟田口から十禅寺ノ辻の辺に占め、楠木勢は、祇園林へ下がって潜み、最勝寺の森には千種、名和。――また吉田山周辺には、北畠顕家ら....