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「園神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

園神の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
これらをやいうべきと出づ。千河岸貫一氏の『日本立志編』には、応挙鶏を額に画いて祇園神社に掲げ、毎《つね》に窃《ひそ》かに詣《もう》でて衆評を聞くと、画は巧いがま....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
約百回も地震の記録があるが、そのうちで大きかったのは、五年五月の京都の地震で、祇園神社の石塔の九輪が墜ちて砕けた。十六年六月には山城をはじめ、摂津、大和、紀伊、....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
。その頃の私の胸にこの一句は深く沁みた。 この先生は内町という静かな通りの、祗園神社の直ぐ近くの借家にずっと住んでいられた。その二階の書斎の天井は非常に低かっ....
芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
奉納なるごとくいい、 元禄四年……東海坊、山本宗信ノ奉額題ヲ解シテコレヲ京ノ祇園神社ニ掲グ……東海坊、其姓名ヲ知ラズ、蓋シ逸号ナラム…… と見えているが、こ....
明治懐顧」より 著者:上村松園
の研究会というのが、毎月十五日円山の牡丹畑で開かれました。その頃の円山公園は、祇園神社のすぐ北側が鬱蒼とした森で、小径がついていて、あの名高い橡の近くに牡丹畑が....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
そして、まだ未明のうちから、夜の白むのを待ち遠しがって、 (こうしている間に、祇園神社から清水堂へ初詣りをして、それから五条大橋へ行くとしよう) といい出し、....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、樹々のこずえに響いて、その後をさらにしんとさせていた。 「さ、行こうか」 祇園神社の前に額ずいて、なにか祈念していた一|群の者が、今、どやどやと社殿の前から....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
らしい橋に立って、たそがれを忘れて佇む。六甲、摩耶などの山つづきである。麓に、祇園神社があるわけもうなずかれる。視野を、清盛が経営した大輪田ノ泊の築港にまで馳せ....
山の人生」より 著者:柳田国男
には、召出されたという記録が残っているのであります。 また平野神社の四座御祭、園神三座などに、出でて仕えた山人という者も、元は同じく大和の国栖であったろうと思....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
朝の頃には山人と云って、一向珍しくないことでありました。京都の平野神社や、宮中の園神社・韓神社の御祭には、山人を呼んで来て管絃を以て迎えて御馳走をする。また山人....