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「土佐日記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

土佐日記の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
、これは仮名でそういうものを書く方法が発達していなかったからでもありましょう。『土佐日記』に「ししこかほよかりき」とありまして、これは死んだ子が器量好しであった....
十二支考」より 著者:南方熊楠
状作用の相似た物は相互その力を相及ぼすてふ同感の見に基づく。 国文の典型たる『土佐日記』に、筆者貫之朝臣の一行が土佐を出てより海上の斎忌《タブー》厳しく慎みお....
海神に祈る」より 著者:田中貢太郎
権兵衛を挙げて普請奉行にしたのであった。 野中兼山の開修した室戸港と云うのは、土佐日記に、「十二日、雨ふらず(略)奈良志津より室戸につきぬ」と在る処で、紀貫之....
四国遍路日記」より 著者:種田山頭火
てある、見事なものだ、奈半利町行乞、町に活気がないだけそれだけ功徳も少なかった、土佐日記那波の泊の史蹟である。 奈半利川を渡ると田野町、浜口雄幸先生の邸宅がある....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
々出して見るのでした。 女学校の始めの頃に学校で読みましたのは『徒然草抜穂』『土佐日記』『竹取物語』などで、きっと教科書用に拵えたのでしょう、誰にでもやさしく....
宇賀長者物語」より 著者:田中貢太郎
ことでありました。土佐の国の浦戸と云う処に宇賀長者と云う長者がありました。浦戸は土佐日記などにも見えている古い土地で、その当時は今の浦戸港の入江が奥深く入り込ん....