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土佐節
「土佐節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
土佐節の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「野分」より 著者:夏目漱石
、しらす干がかたまって白く反《そ》り返る。鰹節屋《かつぶしや》の小僧が一生懸命に
土佐節《とさぶし》をささらで磨《みが》いている。ぴかりぴかりと光る。奥に婚礼用の....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
きた。
(七月×日)
坊さん簪《かんざし》買うと云うた……窓の下を人夫たちが
土佐節を唄いながら通って行く。爽かな朝風に、波のように蚊帳が吹き上っていて、まこ....
「放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
と悲しくなった。 七月×日 坊さん簪買ふたと云うた…… 窓の下を人夫達が
土佐節を唄いながら通って行く。 ランマンと吹く風に、波のように蚊屋が吹きあげて....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
て手漉の和紙を挙げるでありましょう。「土佐半紙」の名は「土佐絵」、「土佐犬」、「
土佐節」などの如く、土佐に因むものとして広く聞えます。時と共に需用が多く、色々新....