土俗学[語句情報] »
土俗学
「土俗学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
土俗学の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
経済学・言語学・考古学・ジャーナリズム・新聞・政治学・戦争・地理学・民俗学・及び
土俗学・其の他其の他の項目が含まれている。この種の項目を副次的な参照としてでなく....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
返してそれに新しい生命を吹き込んだ人ではないかと想像される。 近ごろわが国でも
土俗学的の研究趣味が勃興《ぼっこう》したようで誠に喜ばしいことと思われるが、一方....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
*。 * 知識社会学に関するデュルケムの優れた思想は、原始民族社会に於ける宗教の
土俗学的な材料の整理から惹き出される(〔E. Durkheim, Les for....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
始的な諸条件とその発展との研究から始まる。そこでは人類学的・考古学的・人種学的・
土俗学的・な諸研究――それは現在に於ける原始民族の研究に俟つ処が甚だ多い――が、....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ズム化したようなものに過ぎない。日本に於て民衆として存在するものは、民俗学的な、
土俗学的なものでしかないのだ。市井、巷間に横たわるものが民衆ということである。今....
「金狼」より 著者:久生十蘭
あり、東京の「遊楽街《リユ・ド・プレエジール》」の伝説口碑に通暁しているすぐれた
土俗学者たちだ。多少は互いの身分を知り合い、いくらかずつは、互いに肉親的なものを....
「環礁」より 著者:中島敦
全く、羨《うらや》ましい位見事な身体であった。 私が初めてマリヤンを見たのは、
土俗学者H氏の部屋においてであった。夜、狭い独身官舎の一室で、畳の代りにうすべり....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
れがし》が、この島、すなわち「ベリイルランメール島の沿革および口碑。――或いは、
土俗学《フォルクラアル》より見たるB島」という大著述を完成した由緒ある部屋であっ....
「「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
異民族の、混淆共棲の事実を否定する事が出来ぬ。それはただに考古学者や、人類学者・
土俗学者・社会学者等が、その専門学的見地よりこれを立証するのみならず、我が古伝説....
「獅子舞雑考」より 著者:中山太郎
くぶつ》の思想が、潜んでいたことが知られるのである。なお箕で獅子頭を作ることも、
土俗学的に考うべき多少の愚案がないでもないが今は省略する。(B)は同じ五鈴遺響に....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
ないと同様に、氏の思想は一種のニヒリズムを表面に現わしているようだ。なお美学者で
土俗学者である小泉鉄氏は博士の令弟である。サムナー・メーンの『古代法律』の訳があ....