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土器色
「土器色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
土器色の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
んが襦袢《じゅばん》なども上げなよ」 蓮「どうぞ不用なのですから、赤いのも今は
土器色《かわらけいろ》に成ったんです」 金「細帯も附けて上げなよ」 清「是は....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
士の秘書|紙谷伸子と名乗って挨拶したが、その美しい声音に引きかえ、顔は恐怖に充ち
土器色に変っていた。彼女が出て行ってしまうと、法水は黙々と室内を歩きはじめた。そ....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
何処から出て来るんだか宜いね、唐縮緬の蹴出をしめて、何うしても緋縮緬と見えない、
土器色になった、お祖母さんの時代に買ったのを取出してチョク/\しめるんでしょう、....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
聞えるばかり。あッとも、きゃッとも声なんぞはしませんでした。門口へ出ると道も空も
土器色にばッとなって、処々段々にこうその隈取って血が流れたように見えましたっけ。....