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土地台帳
「土地台帳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
土地台帳の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「軽井沢」より 著者:寺田寅彦
どが幅をきかしている。そうして自由に放恣な太古のままの秋草の荒野の代わりに、一々
土地台帳の区画に縛られた水稲、黍、甘藷、桑などの田畑が、単調で眠たい田園行進曲の....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
中島商相自身が来年の強制施行には反対だそうで、その理由は知らないが、斎藤首相は、
土地台帳の作り替えなどに膨大な経費が要るという理由で、矢張反対だそうである。――....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
てこの時期において一平方リイグ当りの人口は九九六と計算された。共和制第六年には、
土地台帳局の調査の結果は、人口二六、〇四八、二五四、一平方当り人口一、〇二〇を示....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
南へかけて平べったく海水とひたひたに渚の線を描いている。 彦島村役場の明治頃の
土地台帳によると、巌流島全体の面積一|反六|畝十六|歩とあるから、いかに小さい島....
「山の人生」より 著者:柳田国男
その一つはすでに崩れているが、他の一つは約一|畝歩、四周の樹林地の中にこれだけが
土地台帳で別筆となって、その分を開いて麦か何かが播いてあった。甲州信州辺のデエラ....