土崩瓦解[語句情報] » 土崩瓦解

「土崩瓦解〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

土崩瓦解の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
馬の脚」より 著者:芥川竜之介
ほうしょくだんい》するの幸福を得べし。然れども世界に誇るべき二千年来の家族主義は土崩瓦解《どほうがかい》するを免《まぬか》れざるなり。語に曰《いわく》、其罪を悪....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
々日本民族の団結は、あの切藁を交えぬ土塀の如く、外来思想の風雨のために、遠からず土崩瓦解の運命に……」 いかがです。最前からお聞きの通り、この毬栗のフロック先....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
はそう気付くと同時に、私の頭の中に築き上げられた推理の空中楼閣が、早くも根柢から土崩瓦解し初めたように感じた。折角ここまで押し詰めて来た張り合いが、一時にパンク....
謡曲黒白談」より 著者:夢野久作
に操縦して、逆に外交上の便宜に利用し、銀山鉄壁の如き上官、重役の威厳を指呼の間に土崩瓦解せしめ、又は槓杆でも動かぬ長尻の訪客を咄嗟の間に紙片のように掃き出して終....