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土木
「土木〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
土木の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
んでした。彼は単に夢想家《ゆめみるもの》ではありませんでした。工兵士官なる彼は、
土木学者でありしと同時に、また地質学者であり植物学者でありました。彼はかのごとく....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
ことは、美しいことであるはもちろんです。ドウいう事業が一番誰にもわかるかというと
土木的の事業です。私は
土木学者ではありませぬけれども、
土木事業を見ることが非常に....
「親子」より 著者:有島武郎
彼にはそうした父の態度が理解できた。農場は父のものだが、開墾は全部矢部という
土木業者に請負わしてあるので、早田はいわば矢部の手で入れた監督に当たるのだ。そし....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
に立て籠っていると聞いてさえ驚かされたのに、彼等はどこから運搬したものか大仕掛の
土木工事を行い、而も工事は既に終ったという説をセントー・ハヤオなる人物から報ぜら....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ら、ひろびろと焼野原がつづいているのがわかる。 坂の途中に、電灯を煌々とつけて
土木工事をやっている。近づくと兵隊さんの姿もあり、兵舎のようなものもある。
土木工....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
しろ巨大なる原子力が使えるようになったから、昔の人にはとても考えられないほどの大
土木工事や大建築が、どんどん楽にやれるのです。ですから、世界中どこへでも、高速地....
「海底都市」より 著者:海野十三
原子力か」 「いえ原子爆弾ではありません、原子力を使ってエンジンを動かしどんどん
土木工事をすすめるのです。昔は蒸気の力や石炭や石油の力、それから電気の力などを使....
「骸骨館」より 著者:海野十三
ここをホームにしてあっちへ向いてやれば、ベースボールができるよ」 ブウちゃんは
土木技師のように、グラウンドの設計をのべた。 このときみんなの中で一番年上の清....
「恐竜島」より 著者:海野十三
と思った。 「なぜそんなことが起ったのか。人間がひとりも見えない無人島で、まさか
土木工事《どぼくこうじ》が行われようとも思われない。とにかく、もうすこしそこらを....
「洪水大陸を呑む」より 著者:海野十三
つかなかったことだが、今は人類は空をとぶことも出来る。また原子力を使って、大きな
土木仕事をおこしたり、宇宙旅行をすることも、やがて出来るのだろう。もしアトランチ....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
洋とインド洋をつなぐ、大運河工事もできるようになり、また、土佐沖海底都のような大
土木工事が成功し、それから地球外の宇宙旅行さえどんどんやれるようになったのだ。す....
「瘤」より 著者:犬田卯
代理に出ても日当(村長は他へ出張。)こういうことのほか、役場員自身がまた、社寺、
土木、衛生、税務……などそれぞれ自分の分担事務の名目において他村へ「調査」などに....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
で斜にかけ、どうかするとヘルメット帽などを頂き、繻子の大洋傘をついて山野を渡る。
土木の小官吏、山林見廻りの役人か、何省お傭の技師という風采で、お役人あつかいには....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
聞記者各一人ずつあり、その他は農工商にして、なかんずく会社商店の番頭、手代、鉄道
土木の技師、技手の人が最も多いように見受けたが、その過半は父子夫婦または兄弟のご....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
はその男の家に世話になることができた。男の名は大宮定吉と言い、私の推察どおり大漢
土木公司の親方であった。与えられた仕事は京城市の東南の龍山にある漢江の河原に出て....