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「土田〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

土田の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
忠義」より 著者:芥川竜之介
つけ》へ知らせる。御徒目付からは、御徒組頭|久下善兵衛《くげぜんべえ》、御徒目付土田|半右衛門《はんえもん》、菰田仁右衛門《こもだにえもん》、などが駈けつける。....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
。 二 常識教育の請負師と職業的告白者 話しは一寸横へそれるが、評論家故土田杏村は、一種独特な条件を持った文筆業者だったと思う。彼は事実非常に博学であっ....
読書法」より 著者:戸坂潤
芸術・哲学・科学についても、こうした思想的文化的報告書があっていいと思う。かつて土田杏村は英語でこの種の本を一冊出版した(著者自身による邦訳も出ている)。だがこ....
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
黒児」を書き、 巌谷小波は、「黄金丸」を発表し、 川上眉山は、「宝の山」を、土田翠山は、「小英雄」を、 与謝野鉄幹は、「小刺客」を書き、 黒岩涙香に依っ....
土鼠と落盤」より 著者:黒島伝治
や腰がすくみ上って無茶に顫えた。 「井村!」奥の方からふるえる声がした。 「おい土田さん。」 「三宅! 三宅は居るか! 柴田! 柴田! 森!」 助けを求める切....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
の首尾貫徹にあるのではなくて、却って外部から来る諸思想の新陳代謝にあるからだ。故土田杏村氏も亦この意味に於て決して思想家ではなかった。 思想家という言葉の意味....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
集して、アカデミーの哲学者を嫌がらせたり、又新興科学で切りまくったり(被害者は故土田杏村氏や田中耕太郎氏其の他多数に及ぶ)、プロ科の哲学研究をリードしたり、其の....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、この体《てい》たらくである。 そのくらいだから道庵は、ここが石田村であるか、土田村であるか、そんなことは知らない。また、たった今の先まで威勢よく、自分という....
喫煙四十年」より 著者:寺田寅彦
を吸い出したのもやはり中学時代のずっと後の方であったらしい。宅には東京|平河町の土田という家で製した紙巻がいつも沢山に仕入れてあった。平河町は自分の生れた町だか....
三人の師」より 著者:上村松園
京都画壇の大半は栖鳳門下からなりたっていると言っても過言ではない。 橋本関雪土田麦僊 西山翠嶂 西村五雲 石崎光瑤 徳岡神泉 小野竹喬 金島桂華 加藤英舟 ....
絹と紙の話と師弟の間柄の話」より 著者:上村松園
は土坡があって葦が生えているような図が描いてあったのです。ところがそれを見られて土田麦僊さんが不思議そうな顔付きで、この土坡の墨味がこういう風にムクーッと柔かく....
クリティシズムと認識論との関係」より 著者:戸坂潤
という字は文明開化の略であるから従前から無かったものではないが)。桑木厳翼博士や土田杏村氏等の数群の文化哲学者が現われ、文化の意識に立脚して文明批評を試みたのは....
土田さんの芸術」より 著者:上村松園
いる。おや、誰ぞ写生したはる、感心な人やなぁ、と思いながら近づいて見ると、それは土田さんだった。土田さんの写していたのは花筏の模様だった。私はちょっと挨拶してす....
想い出」より 著者:上村松園
土田麦僊さんが御在世の折、よく私の筆|胼胝が笑い話になりましたものです。 無理....
金山揷話」より 著者:大鹿卓
雪の多いところだ。十二月になると時々汽車が立ち往生することさえあるよ」 同行の土田がそういって前の席から説明した。土田は更に、過ぎ去った窓外をのぞき返しながら....