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「土舟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

土舟の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ゆず湯」より 著者:岡本綺堂
であった。あらい格子の中は広い土間になっていて、そこには漆喰《しっくい》の俵や、土舟などが横たわっていた。住居の窓は露地のなかの南にむかっていて、住居につづく台....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
本当でしょう。太平記にも出ていますから……」 「子供の話にある、カチカチ山の狸の土舟《つちぶね》というわけですね。その矢口渡に似たような事件があるんですが……。....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
かった格子作りであった。あらい格子の中は広い土間になっていて、そこには漆喰の俵や土舟などが横たわっていた。住居の窓は路地のなかの南にむかっていて、住居につづく台....
売色鴨南蛮」より 著者:泉鏡花
るから、勤人が大路の往還の、茶なり黒なり背広で靴は、まったく大袈裟だけれど、狸が土舟という体がある。 秦氏も御多分に漏れず――もっとも色が白くて鼻筋の通った処....
丹下左膳」より 著者:林不忘
ど、実あね、あたしも当家の殿様に一杯食わされた組でね、言わばまあお前さんとは同じ土舟の乗合いさ。これも何かの御縁だろうよ。こう考えて、お前さんをほっといちゃあ今....