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土船
「土船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
土船の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
とより何百艘で、一本マスト、二本マストの帆前船、または五大力の大船から、達磨船、
土船、猪牙船なぞの小さなものに至るまで、あるいは動き、あるいは碇泊していた。その....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
附きます。川には材木を積んだ筏が流れて来たり、よく沈まないことと思うほど盛上げた
土船も通ります。下手には吾妻橋を通る人が見えます。橋の欄干に立止って見下している....
「すみだ川」より 著者:永井荷風
て、何処《どこ》と当《あて》もなしに遠くを眺めていた。引汐の堀割に繋《つな》いだ
土船《つちぶね》からは人足《にんそく》が二、三人して堤の向うの製造場へと頻《しき....