在住[語句情報] »
在住
「在住〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
在住の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
あるとすれば、かれも更にかんがえ直さなければならなかった。しかしこの当時、江戸に
在住の異人は甚だ少数である。公使領事のほかには二、三の書記官や通辞があるばかりで....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ましい掛け合いをうけた上に、二軒の得意場をうしなうのは知れている。しかも彼女が現
在住んでいる池の端の裏屋は甲州屋の家作であるから、ここもおそらく追い立てられるで....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
そういう自然研究などには縁の薄い人々の手になったものである。思うに、当時アテンに
在住していた哲学者らは、狂信的な多数者の迫害を避けるために、自分の所説に晦渋の衣....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
仕事をやっていらっしゃるのですね」と。 然り、わが二十三名生存の挺身隊も、東京
在住者は十二名。十一名は地方に在り。挺身隊がこれである。况んや他の文士に於いてを....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
った。その邸は二十七、八年頃に取り毀されて、その跡に数軒の家が建てられた。私が現
在住んでいるのは其の一部である。元園町は年毎に栄えてゆくと同時に、獅子を呼んで子....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
いるか解らなくなっている、けれども自分が忘れることのできない人々、あるいはまた現
在住所も解ってはいるけれども、めったに便りを出すことも得しない人々の姓名だけを帳....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
鏡に映っている部屋と、同じものでありながら、しかもだいぶ違っている。これは僕が現
在住まっている部屋のありさまとは違って、僕の小説のなかで読んだ部屋のように見える....
「麻畑の一夜」より 著者:岡本綺堂
う。」 「判りません。なんでも四、五年前にもそんなことが続いたので、今までここに
在住していたオランダ人はみんな立退いてしまって、しばらく無人島のようになっていた....
「ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
ウク人によって占領され、聖廟は荒らされ、遺跡は蹂躪され、巡礼は掠奪迫害され、土地
在住のキリスト教徒は殺戮される迄に至った。この報が西ヨーロッパ一帯に伝わるや諸国....
「薬前薬後」より 著者:岡本綺堂
連れて、気分の好い日の朝晩には縁側へ出て小さい庭をながめることもある。わたしが現
在住んでいるのは半蔵門に近いバラック建の二階家で、家も小さいが庭は更に小さく、わ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
抗策を講ずるために、中村・市村・千歳の三座主を語らって四座の一大連盟を作り、東京
在住の主なる俳優全部をもその連盟に引き入れて、向う五カ年間はこの四座以外の劇場に....
「思い出草」より 著者:岡本綺堂
あった。その邸は二十七、八年頃に取毀されて、その跡に数軒の家が建てられた。私が現
在住んでいるのはその一部である。元園町は年ごとに栄えてゆくと同時に、獅子を呼んで....
「金山揷話」より 著者:大鹿卓
た。自分に戦争を忘れていた時間があったと、思い知らされた気持だった。 夜は札幌
在住の同窓達が集って、森山、土田、私と、三人のために一夕の宴を設けてくれるとの事....
「『切支丹と旧エタ』について」より 著者:喜田貞吉
「浦上村民は穢多ではない」との投書があった。投書家は昨年かの地に行き、親しく長崎
在住の人から聞かれたところでは、「決して穢多ではない、彼らの生活や住居はすこぶる....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
、三人の小人数から十人位の会食の場合には、大抵川鉄ということにきまっていた、牛込
在住文士の牛込会なども、いつもそこで開いた。実際神楽坂で、一寸気楽に飯を食べに行....