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在原業平
「在原業平〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
在原業平の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
仕丁どもを召連れ、馬上|袖をからんで「時知らぬ山は富士の根」と詠じた情熱の詩人|
在原業平も、流竄の途中に富士を見たのであった。墨染の衣を着た坊さんが、網代笠を片....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
た不幸の例について、吾人は実に多くのものを見聞している。たとえば我が王朝の歌人|
在原業平《ありわらのなりひら》は、日本無比な情熱的な恋愛詩人で、かつ藤原氏の専横....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
、直接であからさまで、擬人などという意図を余り意識しないからである。これを試に、
在原業平の、「飽かなくにまだきも月の隠るるか山の端逃げて入れずもあらなむ」(古今....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
信輔卿は一巻の絵巻を吉備彦の前へ押し拡げた。 それは六歌仙の絵であった。……
在原業平、僧正遍昭、喜撰法師、文屋康秀、大友黒主、小野小町……六人の姿が描かれて....
「山の声」より 著者:宮城道雄
いう感じがしたし、東京を遠く離れてやって来たという感じが沁々としたのである。昔、
在原業平が遠く都を離れて東《あずま》へ来た時に、都鳥を見て読んだ、 名にしおは....
「山の人生」より 著者:柳田国男
地方的に、または時代に相応した特色ともいうべきものがあったらしいのである。例えば
在原業平の悠遊していたころには、鬼一口に喰いてんけりといったが、大江山の酒顛童子....