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「在室〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

在室の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
頼むと、こんどは、階段を飛ぶように降りて、金沢の船室を叩いてみました。 折よく在室とみえ「お入り」と重々しい声です。ドアを開けると、元来禁欲|僧《そう》じみた....
元禄十三年」より 著者:林不忘
の二字を加えて、自分を鞭撻《べんたつ》するように、こころに大書した。 「兄者、お在室《いで》かな。」 大声がして、縁の障子が開いた。辰馬が、荒あらしく踏みこん....
地獄の使者」より 著者:海野十三
っき古堀医師が首を左右に振ったときに、それと共振するように首を左右に振った唯一の在室者だった。 古堀は、洗面器の握り栓をひねって、景気よく水を出した。そしてゴ....
未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
は、一度この設計図を部隊長殿にごらんに入れることにしよう。おい工藤。部隊長殿は御在室《ございしつ》か、ちょっと見てきてくれ」 「はい」 工藤は、岡部の命令で、....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
。さあ、お部屋にいますかどうか――。』 というわけで、ようよう電話で羽左衛門の在室を突きとめ、それっ! とばかりにこうして昇降機上の人となってきた六階の六三七....