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在民
「在民〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
在民の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
えども人心を感化するものは吾輩これを一の論派として算えざるを得ず、時としては主権
在民論者も勤王説を加味し、時としてはキリスト崇拝論者も国権説を主張す、しかして世....
「一九四六年の文壇」より 著者:宮本百合子
っています。それはこんどの憲法を見てもよくわかることですけれども、ああいう「主権
在民」の中途はんぱな扱いかたは、私どもが民主を求めて生きている感情に直接影響して....
「討論に即しての感想」より 著者:宮本百合子
れて、僅かな感情冒険だの偏奇の誇張などにエネルギーをついやしている時、少くとも現
在民主的作家は、政治的活動の分野を解放されているし、経営内の文化活動に直接ふれる....
「しかし昔にはかえらない」より 著者:宮本百合子
の方向へ自主的に発展してゆく可能を与えるものであるはずではなかったろうか。 現
在民主的な新しい文学を念願して、そのために生活的にも文学的にも努力している人々の....
「明日をつくる力」より 著者:宮本百合子
。そのほか経済上、政治上において天皇という身分上の特権は十分に保たれている。主権
在民という憲法にこういう矛盾が含まれていることは日本の歴史の特殊性である。ちょう....
「人間の結婚」より 著者:宮本百合子
主憲法」は不思議な矛盾をはらんでいる。天皇というものの全く特殊な規定が、この主権
在民といわれる憲法の中にある日本の封建的な尾は、伝統の中に巨龍の尾のようにのこっ....
「現実の必要」より 著者:宮本百合子
に人民生活の向上をはかる実力ある、自分たちの政治を渇望するのである。偽りない主権
在民を、実現したいと思うのである。その現実の力のつよさで、戦争というものの根絶さ....
「矛盾とその害毒」より 著者:宮本百合子
新聞に、憲法改正草案が発表されたとき、一番奇妙に感じたことは、「主権
在民」と特別カッコの別見出しがつけられていたのに、天皇という項があって、その唯一....
「郵便切手」より 著者:宮本百合子
を守るためからの失業は誰にとっても脅かしの影となっていて、勤労大衆はまったく主権
在民を実現して合理的に生産関係を独占から解放しなければ、生きてゆけないところまで....
「明瞭で誠実な情熱」より 著者:宮本百合子
中におかれている。憲法そのものの大きい矛盾がそれを明らかに示しているように。主権
在民の憲法に天皇という特種な一項目があって、新聞では大臣も天皇も公僕であるといい....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
皇制護持を強調して来ていたところ、思いがけなく、改正憲法の基本的性格として「主権
在民」の規定をするべきことを、保守党である進歩党によって提案された。社会党は、不....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
る人民的な民族主義に便乗して「日本を再建するために」云々と、民族自立の問題・主権
在民の問題も――即ちポツダム宣言と新憲法の実質を左からぐるりと右へひとまわりさせ....
「あたらしい憲法のはなし」より 著者:文部省
いちばん大事な考えが三つあります。それは、「民主主義」と「國際平和主義」と「主権
在民主義」です。「主義」という言葉をつかうと、なんだかむずかしくきこえますけれど....
「世界の変革と芸術」より 著者:和辻哲郎
こる時には、決してあんな醜態は見せまい。民衆の教養は共同と秩序とを可能にする。現
在民衆の人間らしい本能を押えつけている力の組織は、やがてまたそれを倒す民衆の力の....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
行為によって日本に再び戦争のおこらないようにという大変革をとげました。第一は主権
在民の大原則であります。第二には言論、集会、結社の自由、労働者の団結権、団体交渉....