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地下茎
「地下茎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地下茎の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霊感!」より 著者:夢野久作
枝が、決して摺れ合わないように一定の距離間隔を保っているのを見ても、春に先立って
地下茎が芽ぐむのを見ても、その他一切の造化の微妙な作用を観察するに付け聞くにつけ....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
ている。白くむき出しになった深い木の根や、浅いところには笹《ささ》の根やイラ草の
地下茎などもとびだしていた。
撫《な》でさするようにあたりの地形を眺《なが》め....
「イーハトーボ農学校の春」より 著者:宮沢賢治
すがいいでしょう。 楊《やなぎ》の木の中でも樺《かば》の木でも、またかれくさの
地下茎《ちかけい》でも、月光いろの甘《あま》い樹液《じゅえき》がちらちらゆれだし....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ころがたとえ乾くことがあっても、それに堪え忍ぶ性質をもっていると思う。つまりその
地下茎が硬質で緻密でよく水を抑留して長くその生命を保っているものとみえる。 元....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
《う》えても、能《よ》くできて花が咲く。宿根性草本《しゅっこんせいそうほん》で、
地下茎《ちかけい》は横臥《おうが》している。茎《くき》は直立し少数の茎葉《けいよ....
「アケビ」より 著者:牧野富太郎
」と詠んでいる。この「野のおきな」はところすなわちよく野老と書いてある蔓草の根(
地下茎)をいったものである。また「いが栗は心よわくぞ落ちにけるこの山姫のゑめる顔....