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地主権現
「地主権現〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地主権現の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
がわ》の流れもないと云うた。おれがあの時吹き出さなかったのは、我立つ杣《そま》の
地主権現《じしゅごんげん》、日吉《ひよし》の御冥護《ごみょうご》に違いない。が、....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
評判は八坂の塔より高く其名は音羽の滝より響きし室香と云える芸子ありしが、さる程に
地主権現の花の色|盛者必衰の理をのがれず、梅岡何某と呼ばれし中国浪人のきりゝとし....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
滝の音がする――水かさが増すわけでもないが夜は大きく耳へひびく。
「
地主権現というのは確かこれじゃろが。……地主桜と、この樹の立札にも書いてある」
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