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地主神
「地主神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地主神の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天守物語」より 著者:泉鏡花
獅子が、並大抵のものではないのだ。伝え聞く。な、以前これは御城下はずれ、群鷺山の
地主神の宮に飾ってあった。二代以前の当城殿様、お鷹狩の馬上から――一人|町里には....
「国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
を使った、先住土着の一民族であると考えている。彼らは古伝説において、国津神または
地主神として伝えられたものである。土着民の事を国人などと呼ぶ事は、諸所に例が多い....
「憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
宮迦羅を、同書には明らかに「護法」と云っているのである。 我が国では、仏教家が
地主神を多く護法神として仰いでいる。修験道の元祖たる役行者が、葛城山で鬼神を使役....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
ある。秦氏の一族が北山城の地に侵入し、桂川に大堰を作って葛野の平野を開墾するや、
地主神たる大山咋神を氏の神として松尾に祭り、また稲荷神をも氏の神として深草に祭る....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
牛を殺して神を祭ることが異国の風の移入とのみいうのはどうかと思う。古語拾遺に『大
地主神、田を営るの日、牛の宍《しし》を田人に食はせ』たことや、さらに、『宜しく牛....
「山の人生」より 著者:柳田国男
たなどという昔話は、恐らくはこの事情を反映するものであろうと考えます。古い伽藍の
地主神が、猟人の形で案内をせられ、また留まって守護したもうという縁起は、高野だけ....
「牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
「日本書紀」にある。牛肉を肴として酒を飲んだものであろう。また「古語拾遺」には大
地主神が、牛肉を以て田人に喰わしめたが為に、大年神の怒りにあったともある。怒りに....