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地固め
「地固め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地固めの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「次郎物語」より 著者:下村湖人
つき米は、 わかい日本の持ち味だ。 腹ができたら、ひと汗かこか。 さあさ、世界の
地固めだ。 板木鳴る、鳴る。日暮れの杜だ。 一風呂あびて円坐を作りゃ、 わかい日....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
「ああ、これは容易ならぬことだ……」と啓之助は当然なことをつぶやいて――「川底の
地固めが足らなかったに違いない、そのために、大石をすえた沼がすべったのだ……作事....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の昨夜の御意でしたが」 「む。この後の方針か」 「されば。いちど鎌倉へひきあげて
地固めするか。または、このまま義貞を追ッて都へ迫るかの、二途ですが」 「きめたよ....
「遠野物語」より 著者:柳田国男
の父大病にて死なんとするころ、この村と小烏瀬川を隔てたる字|下栃内に普請ありて、
地固めの堂突をなすところへ、夕方に政の父ひとり来たりて人々に挨拶し、おれも堂突を....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
石に多くの環を付けたものを、亥の子石と称して子供が使っており、形式は一段と地搗き
地固めと近い。九州各地のムグラ打ちは、藁を竹のさきに巻き付けたものだが、これで地....