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地板
「地板〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地板の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
時々歯を鳴らし下顎|攣《ひき》つる、室に入り来てまず四周《ぐるり》と人々を見廻し
地板《ゆかいた》に坐り両掌を
地板に較《の》せ、また諸方に伸ばして紙や麪包《パン》....
「吉原新話」より 著者:泉鏡花
だでやいの。恐ろしやな、活きながら鬼が曳くさを見るかいや。のう殿。私は、これい、
地板へ倒りょうとしたがいの。……うふッ、)と腮の震えたように、せせら笑ったようだ....
「科学が臍を曲げた話」より 著者:海野十三
へ辛うじて逃げたのです。この家の主人は避雷針の針ばかりを見て来て、肝心の銅線や接
地板の必要なことに気がつかなかったのでした。 それと又別の話に、或る村で避雷針....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
で、アコ長ととど助のふたりが苦笑しながらその後から天井裏へ這いこむ。 屋根の野
地板《のじいた》の裏がわが合掌なりに左右に垂れさがり、梁や化粧※《けしょうたるき....