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地積
「地積〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地積の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
中に償還すべき事、作跡《さくあと》は馬耕《うまおこし》して置くべき事、亜麻は貸付
地積の五分の一以上作ってはならぬ事、博奕《ばくち》をしてはならぬ事、隣保相助けね....
「小作人への告別」より 著者:有島武郎
すから、私は東京から出て来ました。
第一、第二の農場を合して、約四百五十町歩の
地積に、諸君は小作人として七十戸に近い戸数をもっています。今日になってみると、開....
「親子」より 著者:有島武郎
朱書きした大きな状袋から取り出して、 「この契約書によると、成墾引継ぎのうえは全
地積の三分の一をお礼としてあなたのほうに差し上げることになってるのですが……それ....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ら先生なしにやって行ける。毎年|儂は蔬菜花卉の種を何円と云う程買う。無論其れ程の
地積がある訳でも必要がある訳でも無いが、種苗店の目録を見て居るとつい買いたくなっ....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
沿うて東西に道路を穿《うが》ちましょう、それらの交通路に面して、各戸に割りあてる
地積は、間口四十間の奥行百間、この反別は一戸当り一町三反三|畝《せ》余となし――....
「ピムキン、でかした!」より 著者:宮本百合子
《コルホーズニキ》! そうだ。正しい。われわれのところで、この春の播種面積は予定
地積の九十二パーセント二分あった。 ほほえみながらつけ加えた。 ――どうか来....
「駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
足の中に悲哀が含まれておる。 ▲人口が過剰すると淘汰が行われる。限りある都市の
地積が一杯になると四捨五入して余分を市外に掃出さねばならない。交通の便利というは....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
準備、農業機械中央部《トラクターツェントル》への注意、五ヵ年計画第二年目の蒔つけ
地積拡大予定計画などを次々に発表した。 『文学新聞』(ソヴェト作家団体連盟の機関....
「青田は果なし」より 著者:宮本百合子
てもそこで働かせておかなければこまる農民の住居は最小限において。家の小さいことは
地積の関係ばかりでなく、代々この地方の農民が、決して、祖先からの骨をこの土地に埋....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
北半球にあらずして南半球にありとは、余が断言するをはばからざるところなり。例えば
地積と人口との比例を見るに、北半球は一方マイルに五十人くらいの割合なるに、南半球....