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「地質図〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

地質図の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カメラをさげて」より 著者:寺田寅彦
あらゆる異種の要素の細かい切片の入り乱れた光景を見るときに、私は自然に日本帝国の地質図を思い出す。いろいろの時代のいろいろの火成岩や水成岩が実に細かいきれぎれに....
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
や白樺《しらかば》の森といったような景色が多い。日本の景観の多様性はたとえば本邦地質図の一幅を広げて見ただけでも想像される。それは一片のつづれの錦《にしき》をで....
日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
形的構造の複雑多様なこと、錯雑の規模の細かいことと密接に連関している。実際日本の地質図を開いてそのいろいろの色彩に染め分けられたモザイックを、多くの他の大陸的国....
火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
ニーア山の方に国立公園を取られてしまい、レイニーア山に関しては、詳細なる地形図、地質図や、一般民衆向きの、要領を得た説明案内などが出版せられて、世の中に紹介され....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
、何と何が見えるとか見えないとか、久しいこと話していた。 農商務省四十万分一予察地質図に拠ると、片貝川の上流地方はすべて片麻岩として記載してある。今までの所見で....