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「地頭職〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

地頭職の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
段別五升を収めるかわりに、荘園内の警察事務を行なっておった地頭なるものは、後には地頭職という名の下に、その収入のみをも意味することとなり、その職務の方は地頭代が....
飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
しょうな。」と塚田巡査は首を傾げた。 「飛騨判官朝高という人は、曾て此の飛騨国の地頭職を勤めたことが有る様に記憶しています。左様、何でも鎌倉時代の中葉、北條時宗....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
領として、播磨細川庄と近江小野庄とがあったが、恐らくは承久乱後定家が領有してその地頭職となり、為家が相続した。阿仏はよほど為家を動かしたと見えて、為家は細川庄を....
私本太平記」より 著者:吉川英治
らしい。 軍功第一ではないが、授与の筆頭におかれて、飛騨一国の守護と、十|所の地頭職をさずけられた者は、 岩松経家 弟、吉致 のふたりだった。 これは....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
こはまた、頼朝との関係もあり、鎌倉期に入っては、三浦一族の佐原十郎義連が、会津の地頭職になって、この地方にいたらしいが、語るほどな事蹟はべつに残っていない。 ....